欧米が2,3年で片付けた不良債権問題の処理に、日本は15年もかかりました。低金利が年金や保険の財政に巨額の損失を生みました。 そんな中で「官から民」の掛け声のもと、郵政民営化が行われようとしています。しかし、特殊法人等から民間にお金の流れは変わりません。「官」の不良債権問題は、終わらないのです。住宅ローンや中小企業ローン、さらには奨学金や農業、NPOなど、本当にお金が必要な民間にはまだお金は行き渡りません。 「証券化」という「公と民」のパートナーシップを日本はまだ活用していません。郵政改革の最大のポイントもそこにあるのです。 |
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