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“この人の話には「気」が立っているな”ということ。モノ書きの私は、人が話し、行動するときに立つ「気」、「言気(ゲンキ)」を重要視します。この「言気」は私の造語ですが、言葉の気です。山﨑さんは私がこの数年会った人物の中で、“言気”というものを感じた人でした。 | |
山崎: | 私が昨年4月に徳島県の知事選に出馬した際に、今の活動の原点である高速道路の無料化を提案しました。これを選挙戦で訴えたいと石川さんにお話したところ、徳島までわざわざ来ていただいて講演会をやっていただきました。それ以来、親しくお付き合いさせていただいています。 その後、高速道路無料化論を、石川さんが非常に親しくされている菅直人・民主党代表にも紹介していただきました。今年1月、菅さんと石川さんと私で数時間、じっくりと話をすることができました。ここが起点になって、民主党は高速道路無料化論をマニフェストに掲げて、政権交代をうかがう総選挙に臨んでいます。私にとってはあの会談が大きな転機になったと思っています。 |
石川: | 高速道路の無料化論を聞いたとき、「あ、これはいける」という直感が働きましてね。私も1995年に参議院選挙に立ったことがあるのですが、政治的な言語は大きな方がいいんですよ。私はそのときに、日本が2010年までに、65歳以上人口が25%になることを踏まえて、「第二の義務教育論」を訴えたんです。「65歳を過ぎたら、もう一回学校に行くよう、義務教育化するべきだ」とね。これで、ほとんどの高齢者問題が解決できる。なぜかというと、学校に行くことによって、高齢者が街に出ます。高齢者が一番資産をもっているわけですが、お金を使うチャンスがない。そこで、もう一回2年間ぐらい、やり残した勉強をしながらお金も使ってもらうのです。少子化で日本中の小中学校に空き教室がりますから、これも利用することで、医療問題、福祉問題の解決の糸口がみつかると訴えたのです。 |